俳優の松下洸平（35）が、1年を通じて映画・テレビ界で顕著な活躍をしたプロデューサーや、将来有望な新人俳優などを選出して表彰する『2023年エランドール賞』の新人賞に選出された。2日に都内で行われた授賞式後、囲み取材に応じ、今後の目標を語った。
昨年放送された木曜劇場『やんごとなき一族』（フジテレビ）、日曜劇場『アトムの童』（TBS）での好演が評価された松下。「自分で評価するのは難しい仕事ですので、ご覧になるお客さまのもとに届かなければ意味がないなと思いますし、自分がやってきたことは間違えてなかったんだなと思いますし、今回このような賞をいただけて光栄です」と感無量の様子。「胸を張って、家族に自慢したい。あまり普段そういうことができないので」と語った。
役者としてだけでなく、歌手としても活躍する松下は「どちらも必要不可欠で守っていかなければならない場所なので、両軸で頑張りたい」とし「明確にこうなりたいとか思いすぎず、目の前にあるものを一生懸命やることが次につながっていくと考えています。今は自分ができることを一生懸命やって、いいかたちで未来につながっていけば」と願いを込めた。
さらに、俳優デビューの場となった舞台について「自分にとってはホームですべての原点。今年も舞台には挑戦していきますし、自分自身の意志で守っていかなければいけない場所」と断言。「簡単に手から離れて行ってしまうものなので、原点を忘れないように続けていきますし、その意思をこういう場でもお伝えして、言い聞かせながら舞台をやっていきたい」とまっすぐなまなざしで決意を新たにした。
■『2023年エランドール賞』主な受賞一覧」
プロデューサー賞映画部門：『ある男』（田淵みのり、秋田周平）
プロデューサー賞テレビドラマ部門：NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』（堀之内礼二郎）
プロデューサー奨励賞テレビドラマ部門：『ミステリと言う勿れ』（草ケ谷大輔）
特別賞：「ONE PIECE FILM RED」製作委員会、『鎌倉殿の13人』制作チーム（NHK）、『silent』制作チーム（フジテレビ）
新人賞：中川大志、芦田愛菜、松下洸平、岸井ゆきの、間宮祥太朗、奈緒
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