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Sunday, April 5, 2020

新iPad Pro、「カバーを閉じるとマイクを物理的に切断」により盗聴防止 - Engadget日本版

Pro
アップルは公式セキュリティ文書を更新し、先日発売された新型iPad Pro以降のiPadモデルに「マイクをハードウェア的に切断して盗聴を防ぐ」セキュリティ対策を導入したことを明らかにしました。このセキュリティ機能は、元来は2018年にT2セキュリティチップを搭載したMacBookシリーズから採用されたものです。ふたを閉じるとマイクが物理的に切り離されて無効になる仕組みで、純粋にハードウェアのみで実装されているため、もしもOSのrootまたはカーネルの特権を乗っ取り、T2チップ上のソフトを利用したとしてもマイクに接続できなくなると公式PDFで説明されています

ではカメラはどうかといえば、ハードウェアでは切断されていないものの、カバーを閉じると視野が完全に遮られるため、盗撮もできないというわけです。

さて、今回更新されたセキュリティ文書では「2020年以降のiPadモデル」(実質的には新iPad Pro以降の)にも同様のハードウェア的なマイク切断機能が備わっているとの記述が追加されています。

具体的には、アップルが販売している製品を含めたMFI(アップルが定めたガイドライン)準拠のケースを装着して閉じた場合は、やはりハードウェア的にマイクが切断され、ソフトウェアでマイクの収集するデータが利用できなくなる。たとえファームウェアが攻略され、iPadOSのルートやカーネル権限が奪われてもーーと述べられています。

そもそもiPadOS自体のハックが困難な上に、ハード的に接続していなければマイクからデータを盗みようもなく、最強のセキュリティ対策とは言えそうです。

アップル製品での盗聴問題といえば、グループFaceTime盗聴バグや、そこから派生した米ニューヨーク司法長官による捜査米下院委員会からの質問状といった騒動が思い出されます。ソフトウェアのバグを完全に無くすことは困難だけに、ハードウェアレベルで抜け穴をふさいだのかもしれません。

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