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Monday, March 4, 2024

【甘口辛口】学校側の願書提出ミスで入試を受けられなかった博多女子中の3人 悔しさは計り知れないが、バドミントン・大堀彩のように夢へ向けての糧にしてほしい - サンスポ

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バドミントン・大堀彩

■3月5日 中学がまとめて提出するはずの願書が締め切りを過ぎたため受け付けてもらえず、高校入試を受けられなかった。福岡市の私立博多女子中の3人で福岡県古賀市の公立古賀竟成館(きょうせいかん)高の受験を希望。中学側は2月16日の午後に願書を提出したが、締め切りは正午だったため2時間遅れで間に合わなかった。

福岡の県立高の多くは入試が3月5日で願書締め切りは2月20日。ところが古賀竟成館は古賀市ら2市1町の組合立で入試は2月22日、締め切りも16日正午の設定だった。中学は県立と同じ20日と思い込んでいた信じられないミスで保護者が「絶対に許せない」と憤るのも無理ない。

中学側は和解金とし保護者に30万円を提示したが、金の問題ではないだろう。古賀竟成館側は追試などもっと柔軟な対応ができなかったか。電話で聞くと「教育委員会にも相談して決めたこと。厳し過ぎるとの声もあるが、公平性を重視した」。ちなみに同校ホームページには「日本一時間を守れる学校」とある。

バドミントンではこんな話が…。昨年7月、女子シングルスの大堀彩(27)が日本協会の登録ミスでカナダ・オープン出場を直前に断念させられた。世界ランキングが五輪代表の選考基準になるため協会に足を引っ張られたが、奮起した大堀は2月のタイ・オープンで国際大会で5年ぶりに優勝。最新ランクで山口茜に次ぐ日本勢2番手の12位に上昇した。

16位以内に2人で2枠の条件をクリアし初の五輪代表の可能性が膨らむ。5月に代表になったら一番ホッとするのは協会かもしれない。中学生3人の悔しさは計り知れないが、大堀のように夢へ向けての糧にしてほしいものだ。(今村忠)

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