林外相と会談の韓国代表団団長「誠意をもって対話していきたい」…岸田首相との面会も調整 : 政治 : ニュース - 読売新聞オンライン

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　林外相は２５日午前、韓国の 尹錫悦（ユンソクヨル） 次期大統領が日本に派遣した「政策協議代表団」と外務省で会談した。「元徴用工」（旧朝鮮半島出身労働者）訴訟問題などで悪化した日韓関係の立て直しを図る狙いがある。

　尹氏が５月１０日の大統領就任に向け、代表団を派遣するのは、米国に続き２か国目。団長の 鄭鎮碩（チョンジンソク） 国会副議長や尹氏の外交ブレーンを務める 尹徳敏（ユンドクミン） 元国立外交院長ら７人で構成。２８日まで滞在し、岸田首相との面会も調整している。首相あての尹次期大統領の親書も携えているという。

　会談で林氏と鄭氏は、両国の協力関係を強化することで一致。鄭氏は会談後、「誠意をもって対話していきたい」と記者団に語った。

　代表団は２５日、東京都内のホテルで超党派の日韓議員連盟（会長・額賀福志郎元財務相）との朝食会にも出席。額賀氏によると、鄭氏は、「新しい大統領の対日関係の原則は、最悪の状態を１日も早く脱出することだ」と述べ、日韓関係改善を目指す考えを示した。

　日韓関係は 文在寅（ムンジェイン） 政権下、悪化した。ロシアのウクライナ侵攻や、北朝鮮の核・ミサイル開発などで緊張が高まり、政府内では「新政権発足を機に関係改善を図るべきだ」（外務省幹部）との声が出ているが、元徴用工、元慰安婦問題などの解決に道筋がついておらず、曲折も予想される。

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