厚生労働省は25日の専門部会で、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種の実施を認めた。3回目からの接種間隔は5カ月以上とする。当面は60歳以上と基礎疾患のある人が対象になる見通しで、5月中にも接種を始める。3回目を接種した人の割合は25日公表の政府集計で人口の50.8%と、5割を超えた。
2回目の接種から3回目までの間隔は6カ月以上としていたが、重症化の予防効果が6カ月程度で落ちることなどを踏まえ、効果が切れるより前に追加接種する。ワクチンは米ファイザー製と米モデルナ製を用いる。2回目と3回目の接種間隔も現行の6カ月から5カ月に短縮する。厚労省が27日にも正式決定する。
4回目接種が先行して進むイスラエルでは60歳以上などを対象に、3回目接種の4カ月後から実施している。政府は都道府県などに5月下旬にも4回目接種をできる体制の整備を求めており、早ければ同月中に始める。
対象者は「高齢者等」と示した。これまで1、2回目は5歳以上、3回目は12歳以上と幅広く対象にしていた。海外の研究では若者は高齢者に比べて、4回目接種の効果がみられなかったとの報告がある。具体的な対象年齢は27日の分科会で議論する。高齢者の接種を努力義務とすることなどで、接種者を絞る見通しだ。
3回目接種は2021年12月に始まった。25日公表時点での接種者は65歳以上が86.9%となる一方、20代は30.1%、30代は33.2%にとどまっている。2回目を打ったタイミングによっては5~6月に3回目接種の時期を迎える人も多く、大規模接種会場などでは3回目と4回目を同時に進める必要が出てくる可能性がある。
からの記事と詳細 ( ワクチン、4回目接種5月にも開始 3回目含め5カ月間隔に - 日本経済新聞 )
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