埼玉県本庄市の住宅の床下に５歳の男の子の遺体を遺棄したとして母親など３人が逮捕された事件で、調べに対し、母親らが「３人で穴を掘って遺体を埋めた」と供述していることが警察への取材でわかりました。
埼玉県本庄市の派遣社員、柿本知香容疑者（３０）と無職の丹羽洋樹容疑者（３４）、それに丹羽容疑者の内縁の妻で無職の石井陽子容疑者（５４）は、ことし１月中旬、自宅の床下に柿本容疑者の５歳の息子の遺体を遺棄したとして逮捕され、６日午前、検察庁に送られました。
事件をめぐっては、今月２日に本庄市役所から「母子家庭の子どもの安否が確認できない」と情報提供があり、警察が自宅を捜索したところ、５日、和室の床下の土の中から遺体が見つかったということです。
警察によりますと、調べに対し、いずれも容疑を認めたうえで、「３人で穴を掘って遺体を埋めた」などと供述しているということです。
この住宅にはもともと丹羽容疑者と石井容疑者が住んでいましたが、去年１月ごろから柿本容疑者と男の子が同居するようになったということで、警察は司法解剖を行って死因の特定を進めるなど、男の子が死亡したいきさつについても調べることにしています。
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