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Saturday, March 5, 2022

【オーシャンS】7年目の荻野極騎手、ジャンダルムで重賞初制覇「一生懸命走ってくれる馬たちに感謝したい」 - スポーツ報知

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◆第17回オーシャンS・G3(3月5日、中山競馬場・芝1200メートル=良)

 中山のオーシャンS・G3は、2番人気のジャンダルムが4年4か月ぶりの重賞V。鞍上の荻野極騎手はデビュー7年目で初の重賞制覇を飾った。

 浮かれるそぶりはなく、こみ上げる感謝の気持ちをかみ締めていた。ジャンダルムを4年4か月ぶりの重賞Vに導いた荻野極は、デビュー7年目で待望の自身重賞初制覇だ。「重賞を勝つのが、だいぶ長くかかってしまったが、乗せ続けてくれた関係者の皆様、何より一生懸命走ってくれる馬たちに感謝したい」と、率直な言葉で喜びを表した。

 もともとゲートに課題を抱える馬だが、うまくスタートを決めて好位で流れに乗せたのが大きな勝因だ。直線では逃げ粘るビアンフェをきっちりとらえる強い勝ちっぷりで、好相性の中山の舞台も味方につけた。池江調教師は「極が乗るとゲートを出るし、(自分が)乗らない時でも熱心にゲート練習につきあってくれた。初重賞、よかったね」と鞍上に感謝しきり。日頃の地道な努力が実を結び、信頼を勝ち得ていた。

高松宮記念へ 「年齢(7歳)はいっていますが、体のフレッシュさは感じる。今後にも期待できると思う」と自信を深めた荻野極。次走は優先出走権を獲得した高松宮記念(3月27日、中京)で、さらなる恩返しを誓う。(坂本 達洋)

 ◆ジャンダルム 父キトゥンズジョイ、母ビリーヴ(父サンデーサイレンス)。栗東・池江泰寿厩舎所属の牡7歳。米国・North Hills Co. Limitedの生産。通算26戦6勝。総収得賞金は2億4215万2000円。主な勝ち鞍はデイリー杯2歳S・G2(17年)。馬主は前田幸治氏。

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