徳島市の阿波おどりで設置されたプレミアム桟敷席が建築基準法に違反していた問題で、企画や販売を担ったレジャー予約サイト運営会社「アソビュー」(東京都)は31日、購入した22組50人以上に対し、1人20万円の料金を返金すると発表した。同社はホームページで謝罪したうえで、「法令に関する十分な専門知識を持ち合わせていなかった」と釈明。違法状態だったことを重く捉え、全額の返金を決めたとしている。
これまでに階段幅と手すりの高さがそれぞれ10センチ不足していたことが判明しているが、同社は、新たに3点の基準違反の指摘を受けていたことを明らかにした。開幕前日の8月11日の検査で、市からは〈1〉階段の段差が4センチ高い〈2〉桟敷席背面の入り口幅が10センチ狭い〈3〉図面にあるテーブルが配置されていない――と指摘されていたという。
手すりの高さや入り口幅については修正したものの、階段の幅と段差は修正できず、設計図通りの部材も調達できなかった。スタッフの増員や照明の設置といった独自の安全策を取り、実施を決めたという。
違法状態のまま運営したことについて、再検査の必要性や検査済証を交付されていない建築物を使うことが、ただちに法令違反になるとの認識がなかったと説明した。
設置費などの事業費は5500万円。プレミアム桟敷席は同社が阿波おどり実行委員会に提案し、同額の補助金が観光庁から同社に交付されることになっていた。今回の問題を受け、同庁が補助金交付の可否について調査を行っている。同社は「調査に協力し、補助金交付の判断については
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