事件の解決の手がかりになる似顔絵を描く技術を向上させようと、県警察本部で講習会が開かれました。
講習会には、警察官４０人あまりが参加しました。
講習会では「似顔絵捜査」の経験が豊富な警察官が講師を務め、特徴を出すためになるべく濃い鉛筆を使い、１本の線で描いていくことなど、似顔絵を描くポイントを説明しました。
このあと実習に入り、参加者たちは、目撃者役の講師が伝えた顔の形や目、髪型などの情報をもとに犯人の似顔絵を描いていきました。
そして絵を完成させると、張り出された犯人役の写真と見比べていました。
県警察本部によりますと、ことしも似顔絵による捜査が容疑者の検挙につながったケースがあるということです。
講師を務めた能美警察署の大久保敏子警部補は「私たちは被害者のことを思って似顔絵を描きます。一生懸命書いた絵が犯罪捜査の解決に繋がることを願っています」と話していました。
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