人間国宝で歌舞伎俳優、尾上菊五郎(80)が3日、東京・国立劇場で通し狂言「遠山桜天保日記」(27日まで)の初日を迎えた。
開演前に中村時蔵(67)、尾上松緑(47)らと登壇。「新年あけましておめでとうございます。今年、私は遠山の金さんをつとめさせていただきます。皆さんと相談しながら楽しいお芝居を作り上げました」と3年ぶりのあいさつを行った。
そして、「孫2人も出演させていただいております。一家4人、一生懸命つとめますのでよろしくお願いいたします」と孫の尾上丑之助(9)、寺嶋眞秀(10)も出演し、三代が揃う喜びを語った。
長男の尾上菊之助(45)も「今年はうさぎ年。ホップ、ステップ、ジャンプ、飛躍の年にしたい」と力を込めた。
同劇場は今年10月で閉場し、29年秋に新開場を予定している。
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