歌舞伎俳優の尾上菊五郎(80)、尾上松緑(44)、尾上菊之助(45)、中村時蔵(67)らが3日、東京・国立劇場で令和5年初春歌舞伎公演「通し狂言 遠山桜天保日記 歌舞伎の恩人・遠山の金さん」(27日まで)の初日あいさつに出席した。
今年10月末でいったん閉場する初代国立劇場において最後の新春歌舞伎公演となる。名奉行“遠山の金さん”を菊五郎が演じ、新春を飾るにふさわしい痛快な娯楽作品に仕上がっている。
ロビーで観客を前にしてのあいさつは3年ぶり。菊五郎は「ここに並んでいるみなさんと相談しながら楽しいお芝居を作り上げましたが、このお芝居には孫2人も出演させていただいております。一家4人、一生懸命務めますので、よろしくお願いいたします」とファミリー三代そろっての出演を報告した。
時蔵は「3年ぶりに開演前にみなさまにお目にかかれることうれしく思っております。まだまだ収まりを見せないコロナ禍の中ですが、今年一年、コロナに負けないよう頑張っていきたいのでよろしくお願いします」と続け、松緑は「今年も一年全力で舞台を務めていきたいと思います。その皮切りにこの『遠山桜天保日記』、まずは誰も千秋楽まで欠けることなく無事に務め上げたい」と宣言した。
菊之助は「こうしてお客さまの前でごあいさつができて幸せです。次なる国立劇場に向けて、また研さんして参ります。今年はうさぎ年、ホップ、ステップ、ジャンプと飛躍の年にして参りたい」と干支(えと)にちなんで意気込んだ。
関連キーワード
からの記事と詳細 ( 観客の前では3年ぶり…尾上菊五郎らが国立劇場で初日あいさつ ... - 中日新聞 )
https://ift.tt/3mdelyH
No comments:
Post a Comment