現場のカシュニの滝付近から北東に14キロほど離れた知床岬の西側や北東の海上や岩場などで10人が見つかりました。
同じ日の夜、現場からより離れた知床岬の東およそ14キロの海上でも1人が見つかりました。
さらに事故から6日目の先月28日、知床岬の南南東およそ23キロから24キロの海上で合わせて3人が見つかり、現場から知床半島をはさんで羅臼町側の海域に達していました。
海上保安本部は、知床半島周辺から北方領土の国後島周辺まで範囲を広げて捜索を続けていますが、先月28日を最後に行方不明者は見つかっていません。
一方、先月27日、ロシアの警備艦が国後島の西側の海域で救命胴衣を着けて漂流する人を見つけましたが、天候が悪く救助できないまま見失ったということです。
そして13日新たに、今月6日国後島の西側の海岸に女性の遺体が打ち上げられているのが見つかったとロシア側から連絡があったことが明らかになりました。
海上保安本部は、行方不明になっている観光船の乗客の可能性もあるとみて確認を進めることにしています。
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