政府は19日、文化庁の文化審議会が世界文化遺産の国内推薦候補に選んだ「
複数の政府関係者が明らかにした。世界遺産委員会が一度不可と判断した推薦候補がその後に登録されたケースはなく、政府は24年以降の登録を目指す方針だ。
韓国側は佐渡島の鉱山で「強制労働があった」と主張し、登録に向けた動きに反発している。ユネスコは昨年、「世界の記憶」(世界記憶遺産)では関係国の異議申し立てを可能にし、結論が出るまで登録しない制度を導入した。「南京大虐殺の文書」の登録に反発した日本政府が新制度導入を主導した経緯がある。外務省内では、「今回は日本が逆の立場になり、韓国の反発がある中で推薦すれば国際社会の信用を失いかねない」との判断も働いた。
文化庁は昨年12月、佐渡島の金山が国内候補に選ばれた際、「推薦の決定ではなく、今後政府内で総合的な検討を行う」と注釈を付けていた。
からの記事と詳細 ( 韓国反発で佐渡金山の世界遺産推薦見送りへ…「南京」では日本が反発、「逆の立場に」 - 読売新聞オンライン )
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