東日本大震災の発生から11日で９年となり、当時、岩手県で被災して津波で父親と祖父母を亡くしたロッテのドラフト１位ルーキー、佐々木朗希投手が「一生懸命生きていかなくてはいけない」と思いを語りました。
佐々木投手は岩手県陸前高田市に住んでいた９歳の時に東日本大震災で被災し、当時37歳だった父親の功太さんと祖父母が津波に流されて亡くなりました。
発生当時、小学校にいた佐々木投手は高台に避難し無事でしたが、自宅も津波で流されたため、福祉施設で避難生活を送り、その後、母親の親族がいるとなりの大船渡市に引っ越しました。
佐々木投手は震災から９年となる11日、チームの本拠地・千葉市のＺＯＺＯマリンスタジアムで練習後に取材に応じ、「プロ野球選手として初めて３月11日を迎えたが、立場が変わったので、これからいろいろと発信していかなければいけない」と震災を風化させたくないという思いを述べました。
そして震災からの９年間について「いろんなことを学んだし、たくさんのものを失い、改めて気付いたこともたくさんある。今あることが当たり前じゃないと思ったので今という時間を昔よりも大切にするようになった」と振り返りました。
震災で亡くした父親と祖父母については「今あるものが一瞬でなくなってしまう。今生きている身として、そういった人たちの分も一生懸命生きていかなくてはいけないなと思う。活躍しているところを見せたい」と話していました。
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March 11, 2020 at 12:12PM
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佐々木朗希投手「一生懸命生きる」震災の津波で父親ら亡くす - NHK NEWS WEB
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