パリ五輪・バスケットボール男子日本代表に決まった富山市奥田中OBの八村塁選手(26)=米NBA・レーカーズ=と馬場雄大選手(28)が中学時代に学んだのは「一生懸命を楽しむ」ことだった。1日に母校を訪れた八村選手は馬場選手とともに原点に立ち返り、五輪のコートで歴史をつくる。恩師や後輩は8日、「2人で富山の力を見せてほしい」と活躍を願った。
日本の大黒柱である八村選手は1日、奥田中をサプライズ訪問し、1、3年生約400人を前に思いを語った。スターの登場に体育館は驚きに包まれた。目を丸くしてぼうぜんとする生徒を前に、八村選手は笑顔いっぱいに質問に答えた。
八村選手は、奥田中バスケ部コーチの坂本穣治さん(64)から学んだのは「チームプレー」といい、「坂本コーチの話をしっかり聞いて、バスケをして」と後輩へアドバイスした。
八村選手は集会後、生徒のいない体育館でボールも触ったという。男子バスケ部の山﨑蒼々(そうあ)さん(3年)は「このコートで八村選手も練習していたと考えると、いつもわくわくして練習できる」と話した。
1日夜には、坂本さんや奥田中の同級生らと市内のすし店で食事し、思い出話に花を咲かせた。「塁は昔と一緒で表情豊か。バスケットが大好きで奥田中も大好き。その場ではオーラとかは全然なくて、気持ちも落ち着いたんじゃないかな」と坂本さん。「『けがをするなよ』と送り出した。代表チームにアドバイスすれば日本の財産になる」と背中を押した。
●「役割全うを」 馬場の父・元代表敏春さん
八村選手の2年先輩である馬場選手は守備力と経験値を武器にメンバー入りを果たした。元日本代表で馬場選手の父敏春さん(69)は「代表に残った以上、持っているものを出して、自分がやるべき役割をしっかり全うしてほしい」と話した。坂本さんは「評価を気にすることなく楽しめばまた道が開ける」とエールを送った。
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