プロボクシング日本ライトフライ級ユース王者の坂間叶夢選手が、3月17日に20歳で逝去。セコンドを務めていた実父の一平さんがX(Twitter)で伝えました。
試合棄権の発表翌日に
一平さんは17日、「本日坂間叶夢が永眠いたしました」「沢山の応援や沢山の愛情を注いで頂きありがとうございました」と坂間選手の死去を発表。なお、死因などの詳細は明かされていません。
一平さんによると、坂間選手は2023年12月に行われた対ジョン・ポール・ガブニラス戦(TKOで勝利)で拳を負傷し、2024年3月にはロードワーク中に足をケガしてしまったとのこと。3月18日に予定されていた大木彪楽選手とのユース王座初防衛戦の試合交渉を年末から進めていたため、痛み止めを打ってランニングの代わりにプールでトレーニングするなど、必死に調整していたそうです。
しかし、試合2日前となる16日には体調不良で棄権することを発表。翌17日に訃報を伝えた一連の投稿で一平さんは、「出場しようと最後までどんなボクサーより頑張りましたが」「試合をキャンセルした自分を許せなかったんだと思います」「叶夢は断ることをしないので、試合を止めれなかった責任は自分にあります」と悔しさをにじませました。
この知らせに、かつて坂間選手が所属していたボクシングジム「JB SPORTS」の会長で漫画『はじめの一歩』の作者でもある森川ジョージさんは、「言葉が無いです。御冥福をお祈りします」と哀悼の意を表明。「カナム、ほとんど1Rで試合を終わらせてしまうからセコンドの僕の仕事はなかったよ」「ジムを移籍しても試合を見守っていた。誇らしかった。キミはいつも素晴らしかった」と生前の姿に思いをはせています。
また、坂間選手を幼少期から知るプロボクサーの那須川天心選手は、「チャンピオンになった時に最初に書くねと約束してサインを書いたよね 今でも覚えてるよ」と坂間選手との思い出をXで回想。「叶夢 お前は最高にカッコ良い人だよ 名前の通り夢を叶える為に誰よりも一生懸命だったと思う」「またどこかで会おう そして沢山練習しよう また小さい体育館でも良いね ゆっくり休んでね」とメッセージを伝えました。
坂間選手は小学2年生でキックボクシングを始め、4年生でボクシングに転向。2014年にU-15全国大会で優勝した後、2021年5月にはプロデビュー戦でTKO勝利を収め、2023年7月にライトフライ級ユース王座獲得を果たしました。
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