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Thursday, February 29, 2024

発生2カ月でなお1.1万人超避難 インフラ復旧急ぐ 能登地震 - 毎日新聞

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輪島市のキリコ会館多目的広場に完成した仮設住宅。津波浸水想定区域内にある場所のため、住宅の下にはコンクリートブロックが設置されている=石川県輪島市で2024年2月2日、平川義之撮影 拡大
輪島市のキリコ会館多目的広場に完成した仮設住宅。津波浸水想定区域内にある場所のため、住宅の下にはコンクリートブロックが設置されている=石川県輪島市で2024年2月2日、平川義之撮影

 元日に最大震度7を観測した能登半島地震は1日、発生から2カ月を迎えた。石川県によると、2月29日現在、1万1449人が避難を続けており、うち4733人は2次避難先の旅館やホテルなどに身を寄せている。2次避難者対象の県のアンケート調査では、約半数が2次避難の継続を希望している。

 調査には1838世帯4234人が回答。自宅居住が「困難」と回答した1228世帯に、今後の住まいの希望を複数回答可で聞いたところ、応急仮設住宅が818世帯▽民間賃貸住宅を借り上げるみなし仮設住宅が445世帯▽公営住宅が163世帯。2次避難の継続を望んだのは955世帯だった。県は「インフラ復旧や自宅の修繕に時間を要する世帯から継続を求める声がある」と説明する。

 応急仮設住宅について、県は当初、3月末までの着工目標を3000戸としていたが、現在は4600戸に引き上げた。ただ、入居希望者数は2月22日時点で7884件と目標を上回っている。同県の馳浩知事は「(希望者全員が)夏ごろまでには入れる環境づくりをしたい」とする。

 県によると、死者は241人(うち災害関連死15人)で、住宅被害は7万5410棟。最大約11万戸に上った断水は、7市町の計約1万8880戸で続いている。【深尾昭寛】

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