大学入試センターは14日、大学入学共通テストで13、14の両日、東京、岐阜、広島、山口の4都県の会場で、カンニングペーパーを使うなどの不正行為により計4人の受験生が失格になったと発表した。失格者は全受験科目が無効になる。
広島県の会場では数学の試験で数式などが書かれた紙を入れたクリアファイルを机に置いたままにしている受験生を、複数の試験監督が見つけた。山口県では地理歴史・公民で、年代などが書かれた複数枚の紙を試験中に所持していた受験生がいた。
この他、岐阜県では理科の試験で使用が禁止されている定規を使って長さを測ったり、東京都では外国語の試験で「解答やめ」の指示の後にも問題を解き続けていたりした行為について、不正を認定した。【深津誠】
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