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Saturday, December 23, 2023

輪島で観測史上最多60センチの降雪、石川県内197世帯孤立…9人けが・一部で停電続く - 読売新聞オンライン

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 列島は23日も強い寒気が流れ込み、北陸など日本海側を中心に大雪の影響が続いた。石川県輪島市では同日午前7時までの48時間の降雪量が観測史上最多の60センチを記録。雪のピークは過ぎたが、24日も北陸など日本海側で降雪が予想され、北海道では大雪の恐れがある。気象庁は交通への影響や雪崩に注意が必要としている。

 石川県内では雪による倒木が相次ぎ、県などによると、輪島市と 珠洲すず 市で道路が塞がれ、計197世帯が孤立状態になった。このうち、輪島市内の82世帯で解消の見通しが立っていない。市によると、全ての孤立世帯と連絡が取れており、体調不良などの連絡は入っていないという。

 孤立地区にある一人暮らしの母親(85)の自宅に歩いて食料を届けたという同市の漁業男性(55)は「電話で確認できなかったので様子を見に来た。母は足が悪くて連れて帰ることもできない」と不安そうに話した。

 県内ではこのほか、延べ約1万4100戸が停電し、24日も一部で停電が続いている。金沢市や小松市など県内で男女計9人が転倒などにより軽傷を負った。

 また、秋田県男鹿市で23日午後0時45分頃、車の中で意識がもうろうとしている70歳代の男性を家族が見つけ、119番した。消防によると、男性は一酸化炭素中毒の疑いで搬送され、意識が回復した。自宅前の道路を除雪中、エンジンをかけた車内で休憩していたとみられる。車は半分ほど雪に埋もれ、マフラーが塞がれていたという。

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