任期満了に伴う埼玉県所沢市の市長選挙は、22日投票が行われ、新人の小野塚勝俊氏が現職を破って初めての当選を果たしました。
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小野塚氏が初当選
所沢市長選挙の開票結果です。
小野塚勝俊 無所属 新 当選 5万7272票
藤本正人 無所属 現 4万1477票
杉田まどか 無所属 新 1万2041票
新人で元衆議院議員の小野塚氏が、自民党と公明党が推薦し、4回目の当選を目指した現職などを破って、初めての当選を果たしました。
小野塚氏「所沢市をしっかりと変えていきたい」
小野塚氏は51歳。
日本銀行の行員や衆議院議員などを経て、今回、市長選挙に初めて立候補しました。
選挙戦では、中核市への移行や18歳までの医療費無料化などを訴えました。
小野塚氏
「今の市政に怒っていた市民が私に期待してくれたと思う。市長就任の初日に中核市への移行を表明し、プロジェクトチームを立ち上げて速やかに進めたい。子育て政策では18歳までの医療費無料化や給食費の無料化も進めて、所沢市をしっかりと変えていきたい」
投票率 前回を上回る
投票率は38.80%で、前回・4年前を6.81ポイント上回りました。
立候補者は
所沢市長選挙に立候補したのは、届け出順にいずれも無所属で
▼新人で元衆議院議員の
小野塚勝俊 氏(51)
▼新人で埼玉県ケアマネジャー協会会長の
杉田まどか 氏(45)
▼4期目を目指す現職で自民党と公明党が推薦する
藤本正人 氏(61)の3人です。
3人の訴えは
3人の候補者の告示日当日の訴えをまとめました。
小野塚 勝俊 氏
「いよいよ本番の市長選挙が始まります。まさに所沢を変える時です。みなさんと一緒に変えていかなければなりません。どうですか、わたしたちのまちは。12年間でむしろ後退している。本来やらなきゃいけないことをやってこなかったからこうなってるんですよ。わたしは矢継ぎ早に行います。必ず行います。まず就任した初日に中核市に移行する、これを言います。これは何かと言うと、中核市というのは市民の命と健康を本気で守れるかどうかということなんです。とっくに所沢は中核市になっているべきだったんです。今頃になって保健所を県につくってもらいますと言っているようでは、市民のみなさま方の命なんて守れるはずがない。
子どもを育てるのは親の責任だからといって、いま所沢でやっている育休退園制度、3歳まで親元で育てるという政策はすぐ廃止です。そして、18歳までの医療費の無料化、小中学校の給食費の無料化もやっていきます」
杉田 まどか 氏
「わたしたちのまちは、この12年間、強引な市政を運営しているとは思いませんか。みなさん、この12年間、わたしたちのように子育てをしているパパ、ママが困っているとは思いませんか。わたしはシングルママで3人の子どもを育てているけれども、このまちで子育てをするのがとてもしんどかったです。しかし、仲間がいて支えてくれる方がいるから、娘は19歳になりました。
このまちは今、変わらなくてはいけません。12年間の長い市政をわたしはいまこそ、みなさんの力で変えるべきだと思っています。子育てをするママが当たり前に暮らせるまちを、介護を受ける方が当たり前に暮らせるまちを、そして、障害のある方も当たり前に暮らせるまちを、所沢市で作っていくべきです。福祉の専門家がトップになることが、このまちを変えます。子育てをしているママが、トップになることで必ず変わります。3期12年、みなさんもう十分じゃないですか」
藤本 正人 氏
「この選挙は政党選挙ではありません。どちらが市民の代表になるか、そういう選挙であります。わたしは環境、教育、福祉の3つを一生懸命努力をしてまいりました。12年間変わらなかったのか。とんでもございません。どんどん所沢はよくなっているではありませんか。
全国の自治体では初となる精神障害者アウトリーチ支援事業を立ち上げて、こころの健康支援室と一緒になって精神障害のある人も地域にいて、きちんと生きていけるようにしようよって、これは本当に所沢にしかない施策なんです。また、自治会などで守っていただいている防犯灯は一気にLED化しました。まだまだコロナも続いていますが、国と県と力を合わせ、市民の皆様が、所沢に住んでよかったなと思える、そんな施策を展開してまいります。全ての流れをこれからも私は充実させていきたいのです。変化をいとわず、12年間やってまいりました。この流れを止めるわけにはいきません」
過去の投票率は
市長選挙は、前回の4年前の投票率は31.99%で、8年前の2015年の投票率は37.29%でした。
からの記事と詳細 ( 埼玉 所沢市長選挙2023 開票結果は? 10月22日投開票 - nhk.or.jp )
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