青森県との貿易促進に取り組む香港の政府系機関の高官が、青森県庁を訪れて宮下知事と会談しました。
香港政府は東京電力福島第一原発にたまる処理水の放出を受けて10の都県からの水産物の輸入を禁止していますが、この高官は青森県産の水産物についてはその対象外だとして、引き続き輸入拡大に取り組む考えを示しました。
香港貿易発展局は、去年経済的な交流の促進に向けて青森県と覚書を結んでいて、30日は日本駐在のベンジャミン・ヤウ首席代表が、知事の交代を受けて県庁を訪れ、宮下知事と会談しました。
この中でヤウ首席代表が「知事の政策の柱の1つ、『世界とのつながり』の強化にともに取り組んでいきたい」と述べたのに対し、宮下知事は「覚書をきっかけに現地でPRする機会ができた。さらなる輸出拡大に向けて連携していきたい」と述べ、貿易を拡大していくことを確認しました。
香港政府は東京電力が福島第一原子力発電所にたまる処理水を、基準を下回る濃度に薄めた上で放出していることを受けて福島や宮城、東京など10の都県からの水産物の輸入を禁止しています。
この問題をめぐってヤウ首席代表は会談の終了後、記者団の取材に応じ、青森県産の水産物は輸入禁止の対象外だと強調しました。
その上で、「香港ではすしや日本料理の店は変わらず人気がある。今後も香港の消費者に青森県の産品をたくさん紹介して、貿易促進に一生懸命取り組んでいきたい」と述べ、引き続き輸入拡大に取り組む考えを示しました。
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