夏の甲子園大会で19日に登場したおかやま山陽(岡山)のアルプス席で声援を送り続けたのは、野球部OBの兄が果たせなかった夢を託されたマネジャーの片山莉奈子さん(2年)。緊張しながら試合を見守り、懸命にエールを送った。
兄の上総介さんは2年前の岡山大会で、背番号20でベンチ入り。決勝は接戦の末に敗れ、惜しくも甲子園への切符を逃した。当時、球場で応援した片山さんは全力で白球を追うナインらの姿に魅せられ、兄と同じ学校への入学を志した。
今年の岡山大会決勝前日、片山さんは上総介さんから電話で「俺の分も頑張ってくれよ」と告げられた。甲子園出場が決まると、上総介さんは自分事のように喜んでくれたという。
この日、体を揺らしながら、ナインを鼓舞。片山さんは「ずっと近くで厳しい練習をこなす選手たちの姿を見てきた。少しでも選手のプレー環境を整えてあげられるよう、お兄ちゃんの分も一生懸命頑張りたい」と話した。
試合はおかやま山陽が0―6で神村学園(鹿児島)に敗れた。
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