世界チャンピオンにもなった元プロボクサーの村田諒太さんが吉野川市でボクシング教室を行い、高校生の選手たちに指導を行いました。
村田諒太さんはボクシングミドル級のオリンピック金メダリストでプロでも世界チャンピオンとなり、ことし３月に現役を引退しました。
子どもの体力向上などに関するアドバイザーとして県に招かれた村田さんは、２１日県庁を訪れたのに続いて、２２日は吉野川市でボクシング教室を行いました。
村田さんは地元の高校のボクシング部などおよそ３０人を相手に、シャドーボクシングでは相手をしっかりイメージするようアドバイスしたほか、インターハイに出場する選手とはパンチを当てないマスボクシングの形式で対戦しました。
このほか村田さんと選手たちが話す機会も設けられ、世界で活躍するために何が大切か聞かれると、村田さんは「失敗しても積み重ねた結果が世界チャンピオンだった。目の前のことに対して何ができるのかを考えて一生懸命に向き合ってほしい」とエールを送りました。
村田さんと対戦した吉野川高校ボクシング部の３年生は「パンチをすぐに打ち返すところがうまかった。自分の弱みも見つかったので今後の試合に生かしていきたい」と話していました。
村田さんは「子どもたちと接して元気をもらえたのでありがたい経験だったし、いい時間を過ごすことができた」と話していました。
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