Pages

Friday, June 2, 2023

天文学が専門の鹿児島大学の教員が独学で学んだ水俣病の授業 ... - nhk.or.jp

ssingkatkata.blogspot.com

天文学を研究する鹿児島大学の教員が「科学者も関わって起こした失敗を学生と共有したい」として、独学で身につけた知識で水俣病の授業を行っています。

水俣病の授業を行っているのは、鹿児島大学大学院理工学研究科で星の研究を行っている中川亜紀治助教です。

10年あまり前に、水俣病をテーマにした石牟礼道子さんの小説「苦海浄土」を読んだのをきっかけに、水俣を訪れ、当事者から話を聞くなどして独学で勉強を続けています。

中川助教は、6年前から主に1、2年生を対象に水俣病が起きた時代背景や被害の実態を授業で教えていて、2日はプラスチックを加工する可塑剤を作るために使われた水銀が原因となったことや、母親の胎内で水銀の被害を受けた胎児性患者がいることを写真集を見せながら説明していました。

また、67年前に水俣病が公式確認されるきっかけとなった、70歳の女性が家族の介護を受けながら今も水俣で暮らしていることや国や原因企業のチッソを相手に損害賠償を求める裁判が続けられていることなども伝えていました。

中川助教は「水俣病は科学者も関わって起こしてしまった失敗だ。私自身、専門ではないが、そんな人間が一生懸命語っている姿を見せることで学生に幅広く関心を持ってもらえたらありがたい」と話していました。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 天文学が専門の鹿児島大学の教員が独学で学んだ水俣病の授業 ... - nhk.or.jp )
https://ift.tt/OB3pNst

No comments:

Post a Comment