生産量日本一の山形県産のさくらんぼが出荷の時期を迎え、吉村知事が、東京の青果市場でトップセールスを行い、山形県産さくらんぼの消費の拡大を呼びかけるとともに、ことしから本格的な販売が始まる「やまがた紅王」をPRしました。
吉村知事は9日朝、首都圏に野菜や果物などを届ける拠点の東京の大田市場を訪れ、出荷の時期を迎えた山形県産のさくらんぼのトップセールスを行いました。
さくらんぼの形をしたかばんやブローチ、それにさくらんぼがデザインされたジャケットを着た吉村知事は、主力品種の「佐藤錦」や、ことしから本格的な販売が始まる「やまがた紅王」などの前で記念写真を撮影しました。
そして、市場の関係者などを前に「生産量・質ともに、日本一のさくらんぼです。ことしは不安定な気候もあり、生産者の苦労は絶えませんが、一生懸命生産しました。より多くの消費者に届けていただけるようよろしくお願いします」とあいさつしました。
このあと、吉村知事は収穫されたばかりの「やまがた紅王」が入ったパックを無料で配ると、大勢の市場関係者が集まり受け取っていました。
市場ではさくらんぼのせりも行われ、威勢のよいかけ声とともに次々と競り落とされていました。
吉村知事は「大田市場は首都圏・東京の台所なので、たくさんの山形の農産物、さくらんぼを皮切りにどんどんご愛顧いただきたい。やまがた紅王は生産をどんどん増やして、山形県のブランドにしたい」と話していました。
【大田市場の仲買業者も「やまがた紅王」に期待】
大田市場で最大規模のさくらんぼの取扱量を誇り、70年あまり山形県産のさくらんぼを取り扱っている老舗の仲買業者は、首都圏を中心としたスーパーや百貨店向けに県産さくらんぼを納品しています。
ことしの県産さくらんぼについて、取引先の評判は例年通り上々で人気が高く、今のところ、注文が殺到していて供給が間に合わない状況だということです。
関東地方は梅雨の時期に入り、小売店の果物の種類や量が少なくなる傾向がある中で県産さくらんぼの出荷が本格化したことから、順調な売り上げが期待できるとみています。
また、ことし本格的な販売が始まる「やまがた紅王」について、この仲買業者は、大玉で甘みが強く、見た目も優れていると評価していて、将来的に売り上げが期待できる有望な品種だとしています。
仲買業者「丸二」の藤田真也社長は「山形のさくらんぼは圧倒的な人気です。山形県産は甘みが強く新鮮で、消費者が一番期待している品目のひとつです。『やまがた紅王』の認知度はまだ低いものの、『佐藤錦』以外の品種として期待したい」と話していました。
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