長年にわたって、その道一筋に打ち込んだ人などに贈られる、ことしの「春の褒章」の受章者が発表され、鳥取県では、3人が受章することになりました。
鳥取県で「春の褒章」を受章するのは、長年にわたってその道一筋に打ち込んだ人に贈られる「黄綬褒章」が2人、公共の仕事で顕著な功績があった人に贈られる「藍綬褒章」が1人です。
「黄綬褒章」を受章するのは、手すき和紙の用具を製作している、鳥取市鹿野町の小畑文子さん(75)と、大山町の障害福祉サービス事業所の支援員・米山功一さん(52)です。
また、「藍綬褒章」を受章するのは保護司で八頭町の北本孝之さん(75)です。
褒章の伝達式は、5月8日に鳥取市の知事公邸で行われる予定です。
このうち「藍綬褒章」を受章する八頭町の北本孝之さん(75)は、大学職員だった21年前の平成14年から、保護司として罪を犯した人や非行少年の立ち直りを手助けしてきました。
北本さんは、刑務所を出所した人や保護観察処分を受けた少年などと定期的に面談を重ねて、生活上のアドバイスを送るなどしてきたほか、こうした人たちに働く場所を確保するため、受け入れ先の企業を開拓するNPO法人の事務局長も務めて社会復帰を支えてきました。
北本さんは「話をしながらずっと見守ることで、少しずつ社会に交わり、地域の中に出て行く気持ちになってもらうことや、経済的に自立できよう仕事につくことが一番大事だと思う。受け入れた企業の社長から『一生懸命やってくれているので、助かる』と言ってもらえたときが一番うれしい。道を誤った人を更生させるお手伝いを精一杯続けていきたい」と話していました。
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