大みそかに行われる第73回NHK紅白歌合戦のリハーサルが28日に行われ、加山雄三が登場した。85歳での紅白出場は史上最高齢。音合わせを終えた加山は、今の心境を問われると「今から緊張しているの。どうしたらいいかわからない。助けて」と冗談を口にし、報道陣を笑わせた。
1960年に銀幕デビュー以来、60年以上のキャリアで、これまで紅白に17回出場し、3回司会を務めてきた加山。85歳になった今年、年内いっぱいでコンサート活動からの引退を発表しており、船上ライブ「若大将クルーズ THE FINAL」をもってコンサートを開催。今回の紅白が最後のライブパフォーマンスで、「海 その愛」を歌唱する予定。
リハーサルではシンプルかつ神秘的なステージで壮大な世界観を作り上げた加山。リハーサルを終えたばかりの加山は「この年でまた出られると夢にも思わなかった。みんなが一生懸命になってくれて、『最後、がんばらないとな』という気持ち。おかげさまでいい年になった。感謝感謝だね」と周囲に頭を下げた。
紅白出場の話が舞い込んだときの心情を問われると「びっくりしたね」と振り返り、「うれしいけど、『こんな俺でいいのか』って。この年になると、いつも反省しっぱなしだね」と笑い、「精いっぱいやる。それしかないんだよね。みんなのおかげ。ありがとう」と重ねて感謝した。
ライブパフォーマンスは引退するが、「音楽は生涯の親友」という加山は今後の活動について言及。「AIに俺の歌ったことない歌を歌わせると、歌えるんだよ。作曲した曲はまだいっぱいある。それ(未発表楽曲)を選びながら、音楽活動はそういう形で残っていくと思う。まだ楽しみにしていてもらいたい」とバーチャルの世界での活動の可能性も口にしていた。
今年の紅白のテーマは「LOVE&PEACE~みんなでシェア!~」で、司会は大泉洋と橋本環奈。スペシャルナビゲーターは櫻井翔。初出場10組を含む、全43組がパフォーマンスを行う。
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