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Tuesday, November 1, 2022

秋の褒章 奈良県内から12人と2団体が受章へ|NHK 奈良県のニュース - nhk.or.jp

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長年にわたりその道一筋に打ち込んできた人などに贈られる「秋の褒章」の受章者が発表され、奈良県内では12人と2つの団体が受章することになりました。

このうち、ボランティア活動などで功績があった人や団体に贈られる「緑綬褒章」を受章するのは2人と2つの団体です。
▼環境美化に取り組んできた
橿原市の「石原田町シニアクラブ双葉会」。
▼環境保全活動の啓発に取り組んできた
大和郡山市の磯三男さん(82)。
▼弁当の配食サービスの際に利用者の見守り活動をしている
田原本町の「ふれあいの会」。
▼食生活改善推進員で
御所市の南清子さん(85)。
以上の方々です。
続いて、長年にわたってその道一筋に打ち込んできた人に贈られる「黄綬褒章」を受章するのは2人です。
▼県特産の金魚の養殖に長年携わり、県漁業協同組合連合会の理事などを務めた
大和郡山市の東川孝司さん(70)。
▼建築設計会社を経営し、明日香村にあるキトラ古墳の壁画保存施設の工事や監理などに携わった天理市の前川浩二さん(67)。
以上の方々です。
公共の仕事で顕著な功績のあった人に贈られる「藍綬褒章」は8人が受章することになりました。
▼大和郡山市消防団副団長の
加藤隆男さん(69)。
▼安堵町消防団副団長の
近藤晃一さん(68)。
▼葛城市消防団団長の
田中孝明さん(53)。
▼広陵町消防団副団長の
塚本敏夫さん(60)。
▼保護司で
吉野町の中井成子さん(75)。
▼元橿原地区職場と警察との連絡協議会長会長の
宮嵜淳さん(87)。
▼天理市消防団副団長の
山田哲生さん(62)。
▼保護司で
橿原市の吉田好子さん(75)。
以上の方々です。
秋の褒章の伝達式は各省庁や県庁で行われる予定です。

【「黄綬褒章」東川孝司さんは】
今回の受章者のうち「黄綬褒章」を受章する大和郡山市の東川孝司さんは70歳。
養殖業の4代目で、41年間にわたって金魚を中心に観賞用の魚を育てています。
なかでも金魚の品種改良に熱心に取り組んでいて、▼朱色と黒、白が入り交じった「朱文金」や▼優雅な尾びれが特徴の「琉金」で数々の賞を受賞しました。
平成28年からおととし(令和2年)までは県郡山金魚漁業協同組合の組合長をつとめ、「カワウ」による食害対策や寄生虫による金魚の病気対策の知識を広く伝えたことなども評価されました。
東川さんは「もらえるなんて思っていなかった栄誉ある章なのでびっくりしました。はじめは金魚といえば赤しかないと思っていたし、形もこんなに種類があるなんて知らなかったので、仕事に慣れるまで大変でした。昔から大和郡山と言えば金魚の産地なので、この産業を途切れさせないよう一生懸命頑張り、生産方法や育て方を後継者に伝えていきたい」と話しています。

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