広島市にあるお好み焼き店などが、中東のヨルダンでお好み焼きをＰＲすることになり、表敬訪問した県庁で、「広島とヨルダンをつなぐ第一歩になれば」と意気込みを語りました。
県庁の玉井副知事を表敬訪問したのは、広島市東区にあるお好み焼き店「いっちゃん」の市居馨店主（６８）と、広島市にあるソースメーカーの担当者など４人です。
４人は２０日に日本を出発して、およそ２週間の日程でヨルダンを訪れ、ホテルやショッピングセンターでお好み焼きをＰＲするイベントに参加するほか、現地の食材を使ったお好み焼きを作るコンテストを開いて、中東に展開できないか可能性を探る計画です。
この中で玉井副知事が「広島のソウルフードでもあるお好み焼きをグローバルに広めるきっかけになると思うので、訪問がうまくいくよう祈っています」と声をかけると、市居さんは「ヨルダンで広島のお好み焼きが新しい食の１品になり、広島とをつなぐ第一歩になればと思う。一生懸命頑張ります」と応じていました。
ヨルダンで９割以上を占めるイスラム教徒は、戒律で豚肉が禁止されていることから、今回の訪問では鶏肉を使うなど、現地の人たちに向けてアレンジしたものを提供することにしています。
訪問のあと市居さんは、「不安は大きいですが、広島がヨルダンの人の行きたい場所になるよう紹介したい」と話していました。
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