米国を代表する俳優のトム・クルーズ（５９）が２３日、都内で主演映画「トップガン マーヴェリック」（日本公開２７日、ジョセフ・コシンスキー監督）の来日記者会見を行った。
これまで何度も日本を訪れているトムだが、１８年の映画「ミッション：インポッシブル フォールアウト」のＰＲ以来４年ぶり、新型コロナウイルスの感染拡大後は初めての来日。久々の日本での会見に、やる気がみなぎっていたのか、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー氏（７８）とともに予定より早く到着し、当初の開始時間を２０分繰り上げてスタート。ハリウッドスターが遅刻する展開はしばしばあることだが、まさかの前倒し登場で報道陣を驚かせた。
映画は１９８６年に公開され、トムを一躍世界的スターに押し上げた「トップガン」の続編。米海軍の伝説のパイロット、マーヴェリック（トム）が次世代のパイロットたちと挑む新たなチャレンジを描く。３６年ぶりの続編にトムは「すべての正しい要素がそろって『マーヴェリック』を作ることができた。（劇中に登場する）Ｆ―１８戦闘機のコックピットに（観客が）座っているように感じられる作品になった」と手応え。パイロットの免許も持っているトムは、何度も追加撮影を繰り返したというリアルな空撮シーンについても力説し「今のような時代だからこそ、劇場で笑顔になっていただけたら」と呼びかけた。
７月３日に６０歳の誕生日を控え、まもなく還暦を迎えるトム。会見に駆けつけた同い年のフジテレビ・軽部真一アナウンサー（５９）から変わらぬ若々しさの秘訣（ひけつ）を問われると「シンプルですが、一生懸命仕事し、努力すること」と言い切った。「ラストサムライ」の撮影に臨むにあたり２年間、刀を振る練習を重ねたことなどを明かし「私は夢を生きることができる幸せな人間。常に自分をもっと高めようという努力をする中で、超えなくてはならない山に挑んできた」と挑戦こそが老けない自分を作ると熱弁していた。
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