ドラフト外ながら今季途中に本契約を勝ち取ったアルバラード[写真]=Getty Images
今季ニューオーリンズ・ペリカンズはレギュラーシーズンをウェスタン・カンファレンス9位の36勝46敗で終え、プレーイン・トーナメントでサンアントニオ・スパーズ、ロサンゼルス・クリッパーズを下して4シーズンぶりのプレーオフ進出を果たした。
昨季チームトップの平均27.0得点に7.2リバウンド3.7アシストを残し、オールスターにも選ばれたザイオン・ウィリアムソンがケガのため全休するなか、チームはブランドン・イングラムを中心に戦ってきた。
イングラムの周囲には堅実なビッグマンのヨナス・バランチュナス、デボンテ・グラハム、ジャクソン・ヘイズ、ビリー・エルナンゴメスといった選手たちがおり、今季途中のトレードでCJ・マッカラム、ラリー・ナンスJr.という即戦力も加えたのだが、ルーキーたちの活躍も見逃せない。
昨年のドラフト2巡目全体35位でペリカンズから指名されたハーバート・ジョーンズは主に先発パワーフォワードを務め、平均9.5得点3.8リバウンド2.1アシスト1.7スティールをマーク。そしてドラフト外ながら2ウェイ契約で加入し、今年3月末に本契約を勝ち取ったホセ・アルバラードは平均6.1得点1.9リバウンド2.8アシスト1.3スティールを残し、ローテーション入りを果たした。
フェニックス・サンズとのプレーオフ ファーストラウンドでも、ジョーンズは先発として平均36.6分11.0得点2.3リバウンド1.8アシスト1.3スティール、アルバラードも同16.5分6.3得点1.0リバウンド1.3アシストを残し、ペリカンズはウェスト第1シード相手にここまで2勝2敗と、大健闘を見せている。
サンズにはクリス・ポールというリーグ最高級の実績を誇るポイントガードがいるものの、アルバラードは大ベテランが相手でも果敢に立ち向かっている。コートサイドや死角からスルスルと相手に近づき、“ずる賢い”スティールを持ち味の1つとするアルバラードは、シリーズ序盤こそポールに読まれていた。
だが4月25日(現地時間24日、日付は以下同)に行なわれた第4戦で、ドラフト外ルーキーはポール相手にフルコートでプレッシャーをかけて、バックコートからフロントコートまでに8秒を使わせて8秒バイオレーション、さらには2本のスティールをもぎ取り、ホームのファンを大いに盛り上げた。
プレーオフという大舞台で恥をかかされたポールは「彼は一生懸命プレーするいい子だ。本当にいいエナジーを持ち込む男。僕は次の試合でうまくプレーしていくよ。そうしなきゃいけない」と試合後に語っている。
また、ジョーンズも「僕らはもっと相手を混乱させるように、よりフィジカルにやろうとしていた。それが僕らのゲームにおいて重要になってくる。プレーオフならなおさらね。もっと熱さを持ち込んでプレーしなきゃいけないんだ」とポールへの守備で苦しめた。
27日のシリーズ第5戦は、勝利したチームがファーストラウンド突破に王手をかける重要な一戦。チームトップの得点を奪うわけではないものの、ハッスルプレーやディフェンスで奮戦するジョーンズとアルバラードにも注目していただきたい。
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