栃木県と宇都宮市は2日、新たに計1040人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の新規感染者が千人を超えたのは初めてで、過去最多を更新した。県は感染状況の予測で「千人を超えるのは今月中旬」としていたが、想定を大きく上回る速さで感染が拡大している。
県は同日、医療機関に入院していた80歳以上の女性1人が死亡したと発表。死者は計128人となった。
新規感染者は10歳未満~90歳以上の男女。居住地別では宇都宮市310人、小山市137人、栃木市96人、足利市73人など。
クラスター(感染者集団)は3件確認。那須塩原市内の保育施設で園児15人、職員12人が感染した。真岡市内の小学校では児童5人、宇都宮市内の高齢者施設では利用者15人、職員1人の感染が判明した。
1月12日に1日の新規感染者数が100人台となってからわずか3週間で千人を超えた。県感染症対策課は「今後さらに増加することも予想される」と警戒を強めている。
県内の累計感染者数は、発表の重複などで計3人が取り下げられ、2万6064人となった。
県と宇都宮市は2日、計567件を検査した(委託の未集計分は除く)。累計検査件数は57万9168件、退院者1万9866人、入院者229人、宿泊療養者332人、自宅療養者(療養先調整中含む)5588人、重症者1人。
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