第98回箱根駅伝の復路は3日、行われる。神奈川県箱根町の芦ノ湖を午前8時から順次スタートし、東京・大手町の読売新聞社前までの109・6キロ、5区間で往路からの総合順位を争う。2年ぶり5度目の往路優勝を果たした青学大が優位に立つが、それは過去の戦いぶりからも、うかがえる。(読売新聞オンライン)
これまで4度、往路優勝を経験した青学大は、その全てで総合優勝を飾った。しかも、安定感が際立つレース運びを見せている。
初の往路優勝を飾った2015年は、往路では2位と4分59秒の差だったが、最終的には10分50秒の大差に広げた。10分を超える大差をつけたのは、27年ぶりのことだった。続く16年は2位と3分4秒差だった往路での差を7分11秒に広げた。この時は、全区間を首位で通過する盤石の強さだった。
往路3連覇した17年は2位と33秒差で復路をスタートすると一度もトップを譲らず、7分21秒の差をつけた。読売新聞紙面では「ぶっちぎり」の見出しが躍った。
さらに20年は、2位と1分33秒差で大手町を目指すと、またも復路では先頭を走り続け、2位との差を3分2秒に広げた。
今回も、青学大は補欠を含め全員が1万メートル28分台の選手をそろえていて、スキは見当たらない。青学大が順当なら、2位の帝京大の逆転は難しいとみられるが、3分28秒差の3位で復路をスタートする駒大は逆転する力を持っている。補欠に、エース格の鈴木芽吹(2年)のほか28分台前半の選手が2人控えている。さらに、過去7度の総合優勝のうち、昨年を含め5度は復路での逆転で、つかんでいるように、復路に強いのだ。ただし、今回のように、3分を超える差を逆転したことはない。駒大の大八木弘明監督は3分28秒差について「厳しい部分もあるが、一生懸命頑張って、巻き返しにいきたい」と言っていた。
先行逃げ切りの青学大に、逆転の駒大がどこまで食い下がれるか――。
からの記事と詳細 ( 「逆転V」5度の駒大、一度も許さぬ青学大に食い下がれるか…エース格温存で復路に - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/3FOBUB8
No comments:
Post a Comment