熊本大(熊本市)は1日、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの職域接種で、接種直前の容器から異物が見つかったと発表した。この容器は使用を中止したが、同じロットの他の容器に異常は確認されずに接種は継続している。
熊本大によると、1日午前11時半ごろ、薬剤師がワクチンを注射器に充塡(じゅうてん)した直後の容器内に1ミリ以下のピンクの異物を確認した。熊本大は、注射針を容器のゴム栓に刺すときに栓を削り取る「コアリング」の可能性が高いとしている。
同じロットは8月27日~9月1日に学生や教職員ら876人に接種したという。【城島勇人】
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