静岡県内で５日、３４人の新型コロナウイルス感染が確認された。富士市のスナックで県内４０例目となる新たなクラスター（感染者集団）が１件認定され、伊東市で６人の新規感染が判明するなど東部を中心に感染が広がった。県東部の病床使用率は７０・４％となり、逼迫（ひっぱく）の度合いが増した。県内全体の重症者数は前日から１人増えて１１人になり、重症者用病床の使用率は３６・７％となった。
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富士市内では同日、新たな感染者は確認されていないが、４日までに判明した感染者の行動履歴を富士保健所が調べ、同一期間に同じスナックを利用した客や従業員の陽性が計６人になった。県は利用時にマスクを着用していたかどうかなど、店の感染症対策の状況を調べている。店名は利用客を全て把握しているとして公表していない。
静岡市は１４人の感染を確認した。市内１４例目の清水区の会社事務所で発生したクラスター関連で新たに２人（うち１人は市外在住者）の陽性が判明し、計８人となった。伊東市内で陽性になったのは未成年者や５０代の男性ら６人。うち１人は感染経路が不明という。
このほかの感染者は島田市３人、熱海、三島、沼津、焼津市で各２人など。県内の累計感染者数は１９０６人（再陽性者を含め１９０７人）。
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