東京都豊島区の女性（35）が9月から行方不明になっている事件で、警視庁は6日未明、失踪直前に女性と接触していたとみられる同区の保育士佐藤喜人容疑者（29）を死体遺棄容疑で逮捕した。調べに対し、「間違いない」と供述しているという。捜査関係者への取材でわかった。警視庁は5日、同容疑者から任意で事情を聞き、説明通り、栃木県那須町で女性とみられる遺体の一部を発見していた。
捜査関係者によると、行方不明の女性は会社員の富塚沙織さん。9月下旬に行方不明になり、直後に親族が警視庁に相談していた。
警視庁は、自宅マンション近くの路上に携帯電話が落ちていたことや、富塚さんに自ら失踪する事情がないことなどから、事件に巻き込まれた可能性が高いと判断。このマンションや富塚さんの通勤路周辺の防犯カメラの映像を分析するなどして、佐藤容疑者が失踪直前に女性と接触した可能性が高いことを確認した。
捜査関係者によると、佐藤容疑者は逮捕の前に、「殺害した女性の遺体を埋めた」などと供述。説明通り、那須町の別荘地の土中から遺体の一部が見つかった。親族が所有する土地だという。警視庁は遺体は富塚さんとみて確認を進めている。
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