＜Fの誓い＞
開幕を待つ日本ハムファンのみなさんへ。日刊スポーツのインタビュー企画「Fの誓い」第8弾は、クリスチャン・ビヤヌエバ内野手（28）です。すっかりチームに溶け込んだ新助っ人は、北海道のファンの皆さんの前で、ひた向きにプレーし続けることを誓ってくれました。【取材・構成＝木下大輔】
－今の心境は
ビヤヌエバ ファンの皆さんの前でプレーしたいんだけど、かなわない状況なので、気持ちはちょっと上がらないね。仕方ないけど、北海道のファンの前でプレーできたらとても気持ちも高まると思うので、みなさんが球場に来るのを待っているよ。
－今季の「誓い」は
ビヤヌエバ もちろん、ファンの前で「一生懸命なプレー」をしたい。チャンスの時にヒットを打ったり、チームの勝利に貢献するプレーを、たくさんしたいね。だから、早く開幕してほしい。
－チームに溶け込めましたか
ビヤヌエバ 自分にとっては初めてのチームだけど、もうみんなとも仲良くなっているよ。とても、うれしい。今まで、こんなに早くチームメートとうち解けられることなんて、なかった。自分でも、びっくりしたよ。自分のことをサポートしてくれる。
－どんなサポートを受けていますか
ビヤヌエバ 例えば、3月の練習試合の時には、杉谷選手がいつも「大丈夫だよ」と声をかけてくれていた。自分にとって心強くて、温かい気持ちになっていたよ。あとは栗山監督。こんなに話しかけてくれる監督はいなかった。みんな優しいし、そういう気持ちはうれしい。
－約1カ月前の3月21日西武との練習試合では移籍後初本塁打
ビヤヌエバ あの時は、すごく気持ちが楽になった。それまではホームランを打ちたいというプレッシャーもあった。「やっと出た。良かった」と思ったんだ。心もリフレッシュできたし、開幕したら、あの時のような状態でプレーしたいね。
－自宅でのリフレッシュ方法は
ビヤヌエバ メキシコにいる家族とテレビ電話をすること。すごくリラックスできる時間だよ。自分のパートナーの名前はクラウディアといって、29歳なんだ。子どもは今、2歳。男の子で名前はクリスチャンJrというんだ。去年は日本に来て一緒に生活していたよ。今はコロナの影響で日本に来ることができていないんだ。だから、テレビ電話で話すようにしている。本当に大切な存在だよ。
－今後の調整は
ビヤヌエバ 自分のやることは変わらない。練習の時は、コンパクトにボールを打ちにいけるように自分の打撃を調整したい。いつ開幕してもいいように、しっかり合わせたいと思うよ。
◆ビヤヌエバの移籍後第1号アーチ 3月21日西武との練習試合（メットライフドーム）。4回1死一、二塁の好機に、松本の142キロ直球をライナーで左翼席へ運んだ。今季実戦17試合目、背番号と同じ「44」打席目で飛び出した1発だった。栗山監督は「心待ちにしてましたよ、サクラが咲くの」と喜び、「（性格が）真面目すぎるんだよ。もう少し、あっけらかんとやってくれたら。真面目さが、良い面と悪い面と出る時がある。悪い時に一緒に悲しんであげられたらいい」と話した。
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April 20, 2020 at 07:32AM
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