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Thursday, February 6, 2020

アメリカはソフトウエアで優位を築く方針…5G戦争はどこへ向かうのか - Business Insider Japan

5Gのサインの前を歩く人。

Reuters

  • ホワイトハウスの経済アドバイザー、ラリー・クドロー氏は、デル、マイクロソフト、AT&Tといったアメリカ企業によってアメリカ国内の5Gのインフラを構築する計画だと、ウォール・ストリート・ジャーナルに語った。
  • さらに、ノキアやエリクソンといったヨーロッパの企業と組む可能性もあると付け加えた。
  • 計画で目指しているのは、あらゆる5Gハードウェアで使える汎用性の高い標準的5Gソフトウェアを開発すること。それによって特定の5Gハードウェア、すなわちファーウェイ製品への依存度を下げるとしている。
  • ファーウェイは5G通信機器で世界トップのシェアを誇るが、トランプ政権は同社を国家の安全を脅かす存在と捉えている。同社と密接なつながりがあるとされる中国政府が、同社の5Gテクノロジーを用いてアメリカの行動をスパイするおそれがある考えているからだ。

アメリカで第5世代移動通信システム5Gの設計やインフラ構築の際に、中国通信機器大手ファーウェイ(華為技術)のテクノロジーを利用しないのであれば、ホワイトハウスはアメリカ国内の企業と組むことになり、もしかするとヨーロッパの企業とも組む可能性があると、ホワイトハウスの経済アドバイザー、ラリー・クドロー(Larry Kudlow)氏は、ウォール・ストリート・ジャーナルに語った。

アメリカ国内では、デルマイクロソフトAT&Tが主要な企業となり、ヨーロッパの企業ではノキアやエリクソンなどと連携する可能性があると、クドロー氏は述べた。ノキアエリクソンは、ファーウェイについで多くの5G通信機器を製造している。

ファーウェイは、5G通信機器で世界トップのシェアを誇る。だがトランプ政権は、ファーウェイを国家の安全を脅かす存在と捉えており、同社と密接なつながりがあるとされる中国政府が、同社の5Gテクノロジーを用いて、アメリカの行動をスパイするかもしれないと主張している。

現時点ではアメリカの5G技術は初期段階だが、今後はほとんどの5Gハードウェアに互換性のある標準的な5Gソフトウェアの開発をしていく計画だ。つまり、ソフトウェアを重視することで、ファーウェイの5G機器への依存度を引き下げることが狙いだ。ソフトウェアの性能がよく、互換性が高ければ、あらゆる5Gハードウェアで5G通信網が利用できるようになる。

5G発展の鍵はハードウェアよりもソフトウェアだというのが、ホワイトハウスやデル、マイクロソフトの考えだ。

ファーウェイ米国法人の最高セキュリティー責任者、アンディ・パーディー(Andy Purdy)氏は、アメリカの計画ではファーウェイ製品から1、2年の後れを取る可能性があるため、代わりにファーウェイの技術のライセンス供与を交渉し、アメリカで5Gの本来の可能性を最大限に発揮できるようにすべきだと、声明で述べた。

[原文:The US is making its own 5G technology with American and European companies, and without Huawei

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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