総務省消防庁によりますと、去年、5月から9月までに熱中症で搬送された人は全国で9万1467人にのぼりました。
年齢別に見ると
▽65歳以上の高齢者が5万173人と半数余りを占め
次いで、
▽18歳以上65歳未満が3万910人
▽7歳以上18歳未満が9583人
▽7歳未満が801人でした。
場所別では
▽庭などを含む住居が3万6541人と最も多く、全体の4割近くを占めていて、
次いで、
▽道路が1万5186人
▽駐車場や競技場などが1万1742人でした。
また、東京都監察医務院によりますと、東京23区では去年、6月から10月までに熱中症で少なくとも164人が死亡し、148人が屋内で倒れていました。
このうち、エアコンが動いていたケースは13人で、不明の2人を除く133人はエアコンがなかったか、あっても動いていませんでした。
ことしも、すでに熱中症の疑いで搬送される人が相次ぎ、亡くなるケースも出ています。
この時期は、体がまだ暑さに慣れていないため、室内でもこまめに水分を補給し、ためらわずにエアコンや扇風機を使うなど、熱中症対策をとるようにしてください。
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