能登半島地震で古い木造住宅が多く倒壊したことを受け、浜田知事は2日の定例会見で、新年度の当初予算案に住宅耐震化や火災予防のブレーカー設置にかかる費用などを盛り込む考えを明らかにしました。
今回の能登半島地震で、石川県では2日までに能登地方の木造住宅を中心におよそ5万棟の住宅の被害が確認されていて、住宅の下敷きになるなどして240人の死亡が確認されています。
こうした被害を受けて浜田知事は、2日開いた定例会見で「公共工事の価格高騰の影響もあり、住宅の耐震化にかかる補助金が足りていないという声も聞いている」と述べ、住宅耐震化の補助金の上限を引き上げる費用や、火災予防の「感震ブレーカー」の設置にかかる費用などを、編成中の新年度の当初予算案に盛り込む考えを明らかにしました。
一方、来年春から放送されるNHKの連続テレビ小説、「あんぱん」について、ゆかりのある香美市から「やなせたかし記念館」のリニューアルや渋滞対策の協力について相談を受けていることを明かし、「地元の市町村の要請を踏まえる形で、県としても最大限の支援をし、観光客の方々のスムーズな受け入れに万全を期していきたい」と述べました。
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