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Wednesday, January 10, 2024

楽天・今江監督 能登半島地震受け思い「一生懸命やっている姿で勇気を」新人合同自主トレ開始 - スポニチアネックス Sponichi Annex

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シャトルランで最後まで残った古謝(左)(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 今こそ、被災球団の力を見せる時だ。楽天が、仙台市の楽天モバイルパークの室内練習場で新人合同自主トレをスタート。視察に訪れた今江監督は、元日に起きた能登半島地震を踏まえ「楽天イーグルスも東日本大震災を経験したチーム。ご縁があって宮城に来ている意味を感じて、一生懸命やっている姿で勇気を与えられる存在になっていってほしい」と訓示した。

 指揮官の熱い思いに呼応したのは、ドラフト1位左腕の古謝(桐蔭横浜大)だ。毎年初日、持久力測定のために行われる恒例の20メートルシャトルランでは「長距離も全然得意ではない」と話し、苦悶(くもん)の表情を浮かべながらも参加7選手でトップの111回をマーク。「絶対、高校生には負けたくないという気持ちがあったので、自分の力が発揮されたのかなと思います」と胸を張った。休養日だった前日には予行演習し、「50回ぐらいでキツかった」と振り返ったが、倍以上の数字で本番に強い姿もアピールした。

 見守った指揮官は「スポーツは大きな力を持っている。能登で震災があり、チームとしてどうやっていけるか、話し合いながら少しでも力を送れるように」と新人にもプロ野球選手としての自覚を促した。11日には立ち投げながら、今年初めて本格的なブルペン投球予定の古謝は「楽天が日本一になった時からテレビで見ていた。そのご縁で入団することができたので、皆さんを勇気づけられるような投球や姿を見せたい」。最速153キロ左腕は体も心もプロ仕様に仕上がっている。(花里 雄太)

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