日本高野連が若手指導者育成を目的とした「甲子園塾」の第1回2日目は25日、神戸市の神港学園グラウンドで実技指導を行った。

元星稜監督の山下智茂塾長(78)が始めに「美しく本気でやる」とテーマを決め、キャッチボールから丁寧に指導。練習では<1>指示の声<2>励ましの声<3>予測の声の3つが重要だと生徒に声をかけた。

日大三の小倉全由前監督(66=日刊スポーツ評論家)は監督を退任して以降初めてバットを持って指導。「ノックは数をやらないといけない。守備がよくないと試合にならない」とノックの必要性を説いた。練習後には「失敗ばかりでいい。失敗からうまくなる。一生懸命やれば自分に返ってくる。数やって自信持とうよ」と生徒に言葉をかけた。