イスラエル・パレスチナ情勢を受けて、政府はイスラエルにいる日本人に自衛隊機による出国を希望するか意向調査を行い、ほかの国にも搭乗を希望する人がいないか確認しました。
防衛省と外務省によりますと、出国を希望した日本人60人と外国籍の家族4人のほか、韓国人18人と外国籍の家族1人の合わせて83人が、日本時間の20日未明、航空自衛隊のKC767空中給油・輸送機でイスラエルを出発し、経由地の隣国・ヨルダンに到着したということです。
輸送機は日本時間の21日未明にも羽田空港に到着する見込みです。
自衛隊機による在留邦人などの輸送は、武力衝突が起きたアフリカのスーダンでことし4月に行われて以来、7回目です。
防衛省は今回、C2輸送機2機も派遣していて、今後の日本人などの輸送に備えてヨルダンとアフリカのジブチにそれぞれ待機させているとしています。
外務省によりますと、イスラエルとパレスチナにいる日本人は、19日時点で合わせておよそ900人で、これまでに韓国軍の輸送機で51人、日本政府のチャーター機で8人がそれぞれ出国しています。
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