広島に原爆が投下されて78年となる6日、東京都内でも犠牲者を追悼する催しが開かれ、被爆者からは、ロシアによるウクライナ侵攻を踏まえ、核兵器の使用に対する強い危機感の声も聞かれました。
東京・目黒区は、毎年、広島原爆の日に犠牲者を追悼し、平和を祈る催しを区の総合庁舎前の公園で開いていて、ことしは区内在住の被爆者や区の職員など40人ほどが集まりました。
集まった人たちは原爆が投下された午前8時15分にあわせて黙とうをささげました。
公園には、被爆した広島市の旧庁舎の階段の石が「平和の石」として置かれていて、被爆者の谷口正次さん(85)や副区長などが献花しました。
原爆で父親を亡くし、自身も7歳で被爆して大けがをしたという谷口さんは「あの日も暑かったなと今でもしょっちゅう思い出します。いつも父親の写真を机の目の前に置いて、残念だったろうなと思いながらその分、私も一生懸命、生きてきました。父親が78年間、私を守ってくれた気がします」と話していました。
そして、いまの世界情勢について、「ロシアは核兵器を脅しに使っていますが、ウクライナで核兵器が使われないことを第一に祈ります。第3次世界大戦で核戦争になれば人類滅亡の危機です。なんとかしなければいけません」と、危機感を示していました。
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