プロ野球阪神タイガースの元外国人選手、マット・マートンさん(41)が14日、大阪府東大阪市の市立日新高校で「今の高校生に伝えたいこと」をテーマに講演した。生徒ら約580人に人生を生きるうえで大切なのは、自身や周りを「信じて、一生懸命やり、信頼しよう」と〝マートン流〟の3箇条を授けた。
来日中のマートンさんは、阪神で外野手として平成22~27年の6シーズン在籍。22年に当時のシーズン最多214安打や26年に首位打者などの実績を残し、阪神球団〝最強助っ人〟のひとりに数えられる。同校によると、マートンさんの日本人の知人らの仲介で今回の講演が実現した。
開口一番、日本語で「元気ですか? 楽しいですね」と気さくに語ったマートンさんは①ビリーブ(信じること)②ハードワーク(一生懸命やる)③トラスト(信頼)-と3つのキーワードで通訳を交えて講演。野球なら打撃不振でスランプに陥るなど人生でうまくいかないときは「一生懸命やると、少しずつ変わり、大きな変化が出てくる」と語り、「人生はアップダウンがあるが、やるべきことをシンプルに考え、目標に向かってしっかり進んでほしい」と忠告していた。
親日家と自称するマートンさんは、来日中の楽しみは「友達に会い、食事を楽しみたい。かつ丼、卵かためで」とユーモアたっぷりに明かした。生徒からの質問も受け、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が優勝したことは「私の野球人生で日本が大きなチャンスをくれ、大谷(翔平選手)やダルビッシュら素晴らしい選手も多い。米国人だが、うれしかった」と語った。
マートンさんからサインなどをもらった3年の和田聖華さん(18)は「ためになる話で、とても心に響いた」と感想を話した。
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