21日午前5時25分ごろ、札幌市南区の真駒内公園内で、クマが目撃され、110番があった。

真駒内公園の担当者によると、公園内では同時間帯に目撃情報が3件あり、北海道は公園を全面閉鎖した。札幌市の職員や警察官などが園内を見回りをして、立ち入らないように呼びかけている。

北海道都市環境課の担当者によると、閉鎖の解除の見通しは立っていないという。真駒内公園は市営地下鉄南北線真駒内駅から北西に約1・4キロ。広さは85万平方メートル。1972年札幌五輪ではメイン会場として使用された。

24日には、同公園の東側にあるセキスイハイムアイスアリーナで格闘技イベントのRIZIN.43の開催が予定されている。メインではフェザー級タイトルマッチで王者のクレベル・コイケと挑戦者の鈴木千裕のカードが決定。また朝倉未来1年チャレンジ1期生の西谷大成がRIZIN初参戦するなど、注目度は高く、チケットの売れ行きも好調な様子。道内だけではなく、全国からファンが集まることが予想される。

現時点では開催の予定で、RIZIN関係者は「大会会場付近でクマが目撃されたとのことですが、大会にご来場される皆さまには、十分気をつけてお越し頂き、クマを目撃しても、決して刺激を与えたり、近づかないようお願いします」と話した。北海道初上陸のRIZINが無事に開催されるかは、クマの今後次第ということになりそうだ。