2023年06月20日05時15分
ヤクルトの石川雅規投手(43)が10日の西武戦で、交流戦で単独最多となる通算28勝目を挙げた。5月には、今季初白星でプロ野球最長記録と並ぶ「新人年から22年連続勝利」を達成。大目標の200勝へ着実に歩みを進めている。
「信頼を裏切らないように一生懸命やっている。本当にご苦労さんだよ」。そう語るのは、ヤクルトの元エースで球団2位の通算191勝(190敗41セーブ)の成績を残した松岡弘さん(75)だ。
松岡さんは岡山・倉敷商高、三菱重工水島を経てドラフト5位で1968年にサンケイ(現ヤクルト)入団。73年に21勝(18敗)をマークし、78年には球団初のリーグ優勝と日本一に貢献した。
83年には11勝を挙げて200勝まであと10としたが、同年オフから首痛に悩まされ、本来の投球ができなくなった。その後は2シーズンで1勝にとどまり、85年に38歳で引退。年齢を重ねればけがのリスクが高まることを、身をもって理解している。
「石川は自分の体の使い方、切り替えがよくできている。あの年齢だからできるのかもしれないし、信頼があるからみんなも後押ししてくれる」。中6日、中10日と状況次第で登板間隔が変わりながらも、確実に状態を仕上げる左腕を称賛した。
球界最年長の石川は、交流戦を終えた時点で通算185勝。松岡さんの勝ち星まであと6勝に迫る。「その年齢で『もういいんじゃないか』と言われることもあるだろう。でも、彼の先発の使命を果たそうという責任感。本当に好きだね」。自身と同じようにヤクルト一筋で力投する後輩を、温かく見守っている。
からの記事と詳細 ( 191勝の松岡さん、石川を称賛 「裏切らないよう一生懸命」―プロ野球・ヤクルト - 時事通信ニュース )
https://ift.tt/LoCHpFG
No comments:
Post a Comment