アニメのキャラを「俺の嫁!」と呼ぶ気持ちが分かるように
――「王様に捧ぐ薬指」は、どんなドラマですか?
三浦獠太(以下、三浦) 結婚式場ラ・ブランシュに入社した橋本環奈さん演じるウェディングプランナー羽田綾華が、ドSの社長に突然プロポーズされるのですが、それは式場の業績不振を立て直すため。愛のない二人の打算で始まる結婚生活を描いたラブコメです。
――三浦さんが演じるのはどういう役でしょうか?
三浦 ラ・ブランシュに異動してきた社員・竹本光輝です。羽田さんは誰もが認める“絶世の美女”なので、モテモテゆえに誤解や嫉妬をされることが多いのですが、竹本はアニメ『五等分の花嫁』に出てくる登場人物と結婚したいほどの熱烈なファンなので、羽田さんには女性としてあまり興味がなく、羽田さんにはとって居心地のいい存在です。
――三浦さん自身、2次元キャラを好きになったことはありますか?
三浦 なかったので「アニメのキャラクターと結婚って、どういうことなんだろう」と思い『五等分の花嫁』を観てみたら、ハマってしまいました(笑)。「俺の嫁!」と言いたくなる気持ちに共感できて、過去一の役作りができたんじゃないかなと思います。今までは、アニメといえば『あしたのジョー』や『ルパン三世』など、男性に特に人気があるような作品が好きだったので自分としても新鮮でした。
――竹本光輝のオタクぶりはいかがでしょうか?
三浦 好きなキャラクターへの愛が強いからこそ、羽田さんのことを好きにはならないぞ!というスタンスを貫くようにしました。監督は笑ってくれていましたね。
――現場の雰囲気はどんな感じですか?
三浦 竹本が出てくるシーンには女性が多くて、みなさん和気あいあいとされています。「会話に入りたいな~」と思いつつ、自ら女性に話しかけられるタイプではないので、役を言い訳に竹本のデスクに溢れている『五等分の花嫁』グッズに逃げて、キャラクターのクリアパネルをニヤニヤしながら眺めたりしています(笑)。
――橋本さんの印象はいかがですか?
三浦 すごく明るくてテレビで観たままのイメージの方です。僕がいろいろやると爆笑してくれるので、ありがたいです。
――社長役の山田涼介(Hey! Say! JUMP)さんとの共演シーンはありますか?
三浦 あんまりないですけど、現場ではお会いします。僕を見るたびにニヤニヤして、「絶妙な顔してるんだよ~」と言われるんですけど、どういうことなんでしょうね(笑)。僕の役としての在り方がいいから、そういうリアクションをされているんだなと、ポジティブに捉えるようにしています(笑)。
――連ドラにはいつもどういう気持ちで臨んでいますか?
三浦 僕の世代のドラマと言えば、「ごくせん」「ROOKIES」が人気で、ドラマが放送された翌日は教室でもその話題で持ち切りでした。友達とドラマの話をするのが大好きだったので、自分もそういう存在でありたいなと思いながら演じています。
――ティーンに向けてドラマの見どころをアピールしてください。
三浦 キャラクターへの思いを含め、『五等分の花嫁』のファンの方が喜びそうなネタを散りばめたつもりなので、そこに注目していただきたいです!
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