22日夜、高知県の仁淀川の河口付近でシラスウナギ漁をしていた5人が一時、沖合に流されましたが、全員救助され、けがはありませんでした。
22日夜8時35分ごろ、高知市と土佐市の間を流れる仁淀川の河口付近で「シラスウナギ漁をしていた仲間が流された」と一緒に漁をしていた人から海上保安部に通報がありました。
高知海上保安部が巡視艇を出すなどして現場の周辺を捜索した結果、沖合900メートル付近で20代から50代の男性5人が救助され、いずれもけがはありませんでした。
海上保安部によりますと、流された人たちは当時26人のグループで漁をしていましたが、ほかに流された人はいないことが確認されたため、およそ2時間半後に捜索は終了しました。
自力で岸まで戻ったという土佐市の30代の男性は「僕だけ帰ってきて『助けを呼んでほしい』と伝えた。引き潮だったから帰って来られなくなったが、みんな落ち着いていた」と話していました。
先月中旬からシラスウナギの漁期 注意を
仁淀川の河口付近では先月中旬からうなぎの稚魚のシラスウナギの漁が始まっていて通報があった時間帯は潮が引きつつあったということです。
救助された5人はいずれも救命胴衣を着用していたということですが、海上保安部は今月9日にも同じ現場でシラスウナギ漁をしていた3人が流され、救助のために出動したケースがあったことから、漁をする人たちに注意を促しています。
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