日本文学を学ぶ韓国の大学生が広島市の原爆資料館を訪れ、被爆者で在日韓国人の朴南珠さんから証言を聞いて、被爆の実相を学びました。
原爆資料館を訪れたのは、韓国の慶北大学で日本文学を学ぶ学生15人で、在日韓国人2世の朴南珠さんから被爆体験を聞きました。
朴さんは、13歳の時に爆心地からおよそ2キロの地点で路面電車に乗車中に被爆していて当時の状況について「電車に乗っているとあたりがピカッと光って炎の塊が電車を覆った。在日韓国人は両親のふるさとが日本にないので、ほかの場所に行こうにも行き場がなかった」と語りました。
その上で「『熱い熱い』、『助けてくれ』と言っていた人が最後は水が欲しいと言って亡くなった。地獄ということばでは表現できないくらい残酷で、今でも水を思い出すと胸が痛む」と語り、学生たちはメモを取りながら熱心に話を聞いていました。
証言を聞いた学生は「被爆者の話や姿を自分の目で見て、聞いて、より胸に刺さりました」と話していました。
もう1人の学生は「多くの人が犠牲になったと聞き悲しく思いました」と話していました。
朴さんは「みなさん一生懸命うなずきながら聞いていたので伝わったと思います。何かにつけて聞いたことを思い出してくれると思います」と話していました。
からの記事と詳細 ( 韓国の大学生が被爆体験を学ぶ|NHK 広島のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/B4R2KA8
No comments:
Post a Comment